アボカドの栄養と健康効果

アボカドの種類と選び方

アボカドの種類はかなり多く、品種は1000種を超えるとされています。もちろん栽培されている品種はほんの一部ということになります。まだ細部がよく分かっていない品種も多いようです。

日本に輸入されているアボカドのほとんどが「ハス(Hass)」です。これはメキシコ産が90%を占めます。果皮がザラザラとした卵形で、果皮の色は未熟な時には緑で、熟すと黒っぽくなります。果肉は薄緑色で脂肪分がたっぷり含まれています。

味わいはコクがあってネットリとした感じで、とにかくいろいろな調味料と相性がよく、醤油やマヨネーズ、オリーブオイルなどすべてOKです。

この人気のハスは寒さに弱いアボカドの中でも比較的寒さに弱いので、残念ながら日本での栽培には向いていません。

「フェルテ種」は、ハスが主流になる以前はもっとも多く栽培されていた品種です。アボカドの中では比較的低温に強いので、現在でも世界で2番目に生産量が多くなっています。少量ですが高知や和歌山、南九州など温暖な地域でも生産もされています。

食味は濃厚で美味しいのですが、収穫後の日持ちがハス種より悪いようです。国内で11月頃から収穫される早生種が「ベーコン(Bacon)」です。大きさが一般的なハス種より少し大きくなっています。

果皮は濃い緑色、追熟果肉はクリーム色です。ハス種のように追熟で果皮の色が変化しないので、追熟はやわらかさで判断します。味や食感自体はハス種と似ていますが、なめらかな口当たりでいくらか淡泊な味わいです。

アボカドの選び方ですが、形がキレイで果皮に張りとツヤがあるものを選びましょう。また、ヘタと果皮の間に隙間がない方が良品とされています。